夏のおすすめ読書 2022年度版
教理|神と自分を神学的に整理して知るために:組織神学入門
「自分を知り、神を知る」リチャード・ブラッシュ
Richard Brash, Knowing Me, Knowing God
聖書を読み神について考え始めるなら、だれもが「神学者」と言えるかもしれません。本書は6つの鍵概念を取り上げて聖書の森を案内する組織神学の入門書です。聖書的な神理解に導いて、疑問に答え、信仰を強め、クリスチャン生活を励ましてくれるでしょう。著者は名古屋のキリスト聖書神学校で教える神学宣教師です。

子ども|子どもたちが自分の罪と神の大きな赦しを知るための絵本
「おこりんぼうのヨナ」ティム・ソーンボロー:文 ジェニファー・デイヴィソン:絵
Tim Thornborough, illustrated by Jennifer Davison, Jonah and the Very Big Fish
ヨナは罪の裁きを伝えるように神から大都市ニネベに遣わされました。しかしヨナはなぜか怒ってばかり。怒りと妬みでいっぱいの彼の心は変えられるのでしょうか。子どもが読んでも大人が読んでも、人の罪の大きさとそれに勝る神の大きな赦しを受けとることができる絵本です。
政治|現代の諸問題に聖書的視点から切り込む
「聖書と政治」 リチャード・ボウカム
Richard Bauckham, The Bible in Politics
新型コロナ感染症のパンデミック、経済危機と貧困や格差の問題、ジェンダーと男女差別、ロシアによるウクライナ侵攻、すべてのことは政治と切り離すことができません。イエスが成し遂げた神の国の福音は、21世紀のグローバル世界で何を意味しているのでしょうか。信頼できる聖書学者が聖書から検討しているおススメの1冊です。
詩&エッセイ|詩人の言葉を通して信仰の尽きぬよろこびを味わう
「二羽の小鳥」中山直子
詩によってしか表せない心の奥底にわだかまった重荷があります。詩によってしか伝えられない魂の叫びがあります。詩によるからこそ美しく歌える喜びがあります。聖書にも詩によらなければ言い表せない信仰のことばが永遠の光を照らしてくれます。前半ひと月ごとにまとめられた詩集、後半はさまざまなテーマのエッセイです。